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PF4 外伝 【兵器少女と博士の物語】

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※まず最初にお伝えしたいこと。

これはあくまでルナの『裏設定』となります。

pixiv上には挙げることは、私の画力と速度が追いつかないので無理があります。

またルナの生い立ち上、非常に重要かつ、能力の説明の根拠となりうる事象です。

時系列はルナが生まれた時からpixivファンタジアの世界に飛ばされるまでの期間となります。

また、結構長いです、お茶でも飲みながら閲覧することをお勧めします。

では、ルナ=インサニティ。 別名、ロットナンバー363.のお話をお楽しみください。

また、本記事に関するコメントは、pixivにて出来ればお願い致します。
確認する頻度が「今は」pixivの方が多いので…。
アカウントを持っていない方は、このBLOGにコメントされてOKです。
ではでは、お楽しみください。
ルナの隠された過去。【兵器少女と博士の物語】



彼女の、ルナの封印されている奥深く、奥深くの記憶。

それは誰も触れていない。

ただ一人の例外を除いて。

メビウスワン。

人口AIを搭載した、彼女とLINK出来る機械以外は知りうることのなかった事実である。

これは、そんな過去のルナの誕生のお話である。

結局、この封印は解かれた。

故に、ルナの情緒が不安定になっている。




始まりは、私たち、つまり、読み手である私たちが1000年以上も後の現実世界。

時代は変わった。

戦争は質より量だったのが、逆転し量より質へと変化した。

戦争すら、一種の競技のようにルール化された。

ただし、倫理はその競技にはなかった。

戦争と競技の区別をつけるなら、その一点のみだった。

クローン化技術が進み、人造人間化も進み、ロボットの時代が台等するようになり。

それでもなお人間が支配する世界。

そして、人間達が争う世界。

超能力が科学で解明されて、魔法すらも科学で解明された。

既に科学で解明されていないのは異次元のことだけだ。

科学でなにもかもが説明できてしまう世界。

そんな世界に彼女は、生まれた。

いや、「生まれた」という表現は正しくないだろう。

「誕生した」が正確かもしれない。

ロットナンバー:363 363人目のクローン人間兵器として、彼女は誕生した。

以降は、「彼女」=「ルナ」=「ロットナンバー363」と「彼」の記憶に潜ってみよう。





彼女は、西暦でいう、4036年に誕生した。
先ほども言った通り、それは人としてではなく、兵器としてだ。
無駄な感情は排除され、ただ与えられた命令をこなし、人の命、いや、兵器を破壊するための存在。
しかし、彼女の場合は違った。
人間兵器の成長は速い。ゆえに短命である。
道具なのだから、いちいち育てるのに時間も経費もかけていられないのだ。
「彼」実験体ロットナンバー363の最初の違和感に気がついたのは、人で言う5歳くらいの頃だった。

兵器で感情を除外されていたはずの実験体が、自我を持ち始めていた。
自分で行動しようという意識を見せていた。

「彼」は実験体363の担当者であった。
実験体の超能力は生れて検査した結果、電気系統であることが判明。
しかし、詳細は不明という不可解な結果に終わった。
まぁ、不明=無能力者であり、戦闘には大した役には立たない。
つまり、実験体363は役立たずの烙印を最初に押されたのだ。
以降、面倒でややこしいので、名前がつけられるまで実験体363を「彼女」と評する。
ゆえに、下っ端である研究員の「彼」にその役立たずの「彼女」は一任されることになった。
「彼」は「彼女」に自我を持っていることに興味を抱き「彼」は「彼女」を成長させるだけではなく。
「子供」として育てるようになった。
それは「彼」が研究者としての気まぐれに過ぎなかった。
「彼」もまたマッドサイエンティストの一人。
他の研究者と何ら変わりは無いはずだった。
そう、「彼女」の処遇は扱いは「兵器」であり、「人」ではないはずだったのだ。
こうして、「彼女」は「彼」の家に引き取られて行った。
下っ端のマッドな研究員と、役立たずな人形兵器。
凸凹のように見えて、お似合いの二人の奇妙な生活が始まった。

「彼」の名前は「カレン=ルーシブル」
まずは彼は、自分の名前を覚えさせようとした。
カレン「俺の名前は、か・れ・ん。だ。はい、復唱」
対する彼女は、無反応。
当然である。
兵器として、自我があるとは言え一切の感情、興味を削られた身。
そこに彼が入る余地は本来なかった。

引きとって、2日経ったある日。
その日は綺麗な満月だった。
カレン「なぁ…お前、名前ないんだよなー…。それってやっぱり俺としても不便なわけよ。
そこで俺は考えた!お前に名前をつけてやる!今日は満月が綺麗に出てるし、Luna、ルナなんどうよ!!」
この時に「彼女」は初めて自己を認めることになる。
ルナ「る…な…?」
カレン「おぉぉぉぉ!!しゃべったぞ!!この子、今しゃべったぞ!!」
カレンのその時の喜びようと言ったらなんと表現していいものだろう。
まるで、父親が子供が初めて話したのを聞いたかのような。
いや、実の親子よりも、喜びようは半端ではなかったのかもしれない。

その後、奇妙な擬似親子生活は始まった。
カレンが色々教えるたびに、ルナはなんでも吸収していった。
ルナは頭は良いが運動はからっきしダメな子だった。
走らせてはすぐに転ぶ。
戦闘訓練なんかさせた日には、ランクF-という最低結果を叩きだした。
しかし、それを補うほどの吸収の良さがあった。
子供に教える内容ではないような、高度な研究内容でも、すぐに覚えていった。
まぁ、これはひとえにカレンの教え方が上手だったせいでもあるが…。

3ヶ月後、定期健診、訓練、診断の一回目。
能力:電撃系の可能性あり、しかし以前として不明。
戦闘訓練:判定E-
健康診断:正常に成長途中。

カレン「お前の超能力って電撃系なのなー…」
ルナ「役に立ってる?」
カレン「ぜーんぜん、役に立ってない」そう言って笑うカレン。
カレン「だって、戦闘訓練でお前能力使わなかったじゃん、なんで?」
ルナ「使ったらみんな殺しちゃう。殺人は駄目ってカレンに教わった。」
カレン「あれはなー。あの訓練はみんなバーチャルだから誰も死なないんだぞー。だから殺しても大丈夫~。」
ルナ「どっちにしても、人を殺すのは後味悪い。」
カレン「そっかー。お前には兵器としては本当に駄目駄目なんだなぁ…」
そう言って苦笑するカレンは、どこか嬉しそうだった。
カレン「よーし、帰ったら電気関係のことを教えてやるッ!!お前を最強にしてやる!!」
ルナ「ぉー…。サイキョウ…。響きがいい。西京漬け食べたい。」
カレン「いや、お前…食事必要ないだろう…、人間兵器なのに、本当に人間臭い奴だなぁ…」

それから、帰って色々学んだ。
電流の仕組み、
コロナの仕組み、
イオンの仕組み、
電磁場の仕組み、
電流が少しでも関わったことなら、様々なことを学んで吸収していった。


さらに三ヶ月後。
二回目の定期診断。
能力:火炎系。マルチ能力者の可能性あり。
戦闘訓練:F-
健康診断:成長に異常なし。耐熱、対物理コーティングも正常に形成されつつあり。


カレン「お前、マルチ能力者なの?普通、一人一つの原則なんだぜ?能力って、ま、例外みたいのはあるけどよ」
ルナ「良く分からないけど、これのこと?」
そう言って、ルナは氷やら雷やら火を手に出して遊んで見せた。
カレン「お前、マルチっていうレベル超えてんじゃん。兵器としては最悪だけど。能力者としては一流かよ。あっははっは。」
ルナも一緒に真似して。
ルナ「あっはあっはは」
カレン「そうだ。楽しい時、面白い時は笑えばいい。あーあっははははははは」
ルナ「ぉー、笑う笑う。あーっははははは」

それは傍から見たら既に研究者と、兵器ではなく。
まるで、親と子のような光景だった。

カレンは今度は、ルナに感情を覚えさせようとした。
カレン「いいか?楽しい時には笑うもんだ。悲しい時には泣くもんだ。」
ルナ「んー…あっはははあはははは」
カレン「無意味に無感情で笑われてもなぁ…。お前全然分かってないだろう?」
ルナ「ぜーんぜん、分かってない。あっははははっはは」
カレン「あっはははは、こいつめー。正直者過ぎるぞ馬鹿野郎ッ!!頭グリグリの刑じゃー!!」
ルナ「カレンッ!カレンッ!痛い痛い!!髪が乱れる!!頭痛いー!!」
カレン「人を馬鹿にした罰じゃー!!しかし、徐々にコーティングが進んでいるのか、俺の手もいてぇ…。」
ルナ「やーい、バーカバーカッ!!」
カレン「お前に言われたかないわい!」
ルナ「カレンのオジジー!!」
カレン「まだ俺は40歳だー!まだまだ現役だ!!まぁ、帰ったら能力を見せてくれよな。」
ルナ「あいあいさー!!」
カレン「返事だけは元気がいいなぁ、お前は…」

それから帰ってカレンはルナの能力について、独自に調査をし始めた。
勿論、それは非公式に、研究所にも知られてはいけない。


『9月3日』
昨日は定期健診だった。
そこでルナの能力はマルチではないかという疑いがかかった。
もし本当にマルチであるならば、貴重な例と言えるだろう。
基本、能力は一人一つなのだ。
俺は今の生活が気に入っている。
ルナと一緒に馬鹿をやって、あの子に物を教えて、一緒に笑い事の真似をして、一緒に寝て。
マルチ能力が本当であり、このことが知られたら間違いなく、今の生活は維持できなくなるだろう。
だから、これはそれを確かめるためであり。
そして、バレないようにするための教育でもある。
まずは、ルナに定期健診の時は雷の能力を使うようにしっかりと言いくるめておこう。
あの子は賢い。
非常に運動音痴なのが玉に傷だが…。
ちゃんと説明すれば分かってくれるだろう。


『9月4日』
ルナの能力の調査を個人的に本格的に調査開始。
あの子は研究所がどうやら相当嫌いらしく、悪戯感覚なのかもしれないが、「研究者の皆を騙してやろうぜ!!」
と言ったら、「それは良いね!!」としっかり飛びついて来た。
そして、あの子は「私はカレンと一緒がいいよ!!」と嬉しいことも言ってくれたもんだ。
今日の確認は、現在確認されている。
電撃系の能力と、火炎系の能力の二つを確認した。
確かに二つとも能力として顕現して存在するが…。
どうにも、発現の仕方が普通とはおかしい。
この二つの能力。
実は大本があって、一つだったりしないよな?


『9月5日』
今日も確認の調査をする。
分かってきたのは、あの子が得意とする能力は火炎系、電撃系、それと、もうひとつ分かったのは凍結系だ。
ダブル能力者というは、以前の歴史の中でも貴重な部類でいた。
研究対象としても、それは開発済みであるが…。
トリプルの能力者というのは、本当に稀有である。
研究対象にも確か予算の関係で、研究が廃止になったはずだ…。
これはいよいよ、研究所には内密に進めることになりそうだ。

ルナ「ねぇ、カレン。私の能力はおかしいの?」
この子の成長は速い。既に一緒に過ごして1年になるだろうか?
たぶん、私たち人間でいう15歳くらいになったのだろうか?
ルナ「ねぇ、カレン、聞いているの?」
カレン「んー、おかしいっていうか、特殊だねぇ…。能力は一つっぽいんだが…、発現の仕方が違う?」
ルナ「んー…とりあえず、カレン以外の人前でこの力を使わなければいいんだよね?」
カレン「まぁ、その約束は必ず守ってなー。」
ルナ「了解したよー。」
この子は本当に理解しているのだろうか?と不思議に思ったりもするが、約束を破る子ではないだろう。


『10月3日』
研究レポート、もとい日記に間が空いた。
これは、色々俺の生活の方と、独自に調査してきたことに成果が出始めたことが影響している。
まず、ルナに感情が芽生え始めた。
俺に頻繁に笑ってみたり、じゃれついてきたりする。
正直、じっとしてくれる方が研究はしやすいのだが、無碍に出来ないのが俺の弱さか…。
それはそうと、彼女の能力に一つの仮説を立ててみた。
彼女の能力は以前不明だが、能力は一つである。
根拠1、能力発現まで、若干だがタイムラグがある。
根拠2、脳波を調べてみると、能力使用で使われている部位が一か所から3つの方向に流れている。

カレン「なぁ…お前の本来の能力っていうの使ってみてくれよ?」
ルナ「嫌です。カレン。使ったら貴方まで殺してしまう」
カレン「はい?どういうこと?」
ルナ「私の能力は…生きている物、者を関係なく例外なく殺してしまうものです」
カレン「コントロールは効くのか?」
ルナ「まともに使ったことがないので分かりませんが…。恐らく若干ですが効くはずです」
カレン「以前に使ったことは?」
ルナ「一度だけ、生まれてすぐに使って能力不明という結果が出ています」
カレン「なるほどね。あの検査でか…ルナ、いいか。自分が死ぬと思った時以外は絶対にその能力は使うな」
ルナ「命令ですか?」
カレン「俺はお前に命令はしない。これは【約束】だ。お前を兵器にはしたくない。」
ルナ「善処します」
カレン「あーでも、診断ではちゃんと結果を出さないと廃棄処分されるから結果を出すように頑張れ」
ルナ「そっちも了解。今度からサボらないようにします」


『11月24日』
3度目の定期診断。
能力:電撃系。
戦闘訓練:ブースト強化によりB+
健康診断:正常にコーティング形成中。70%形成完了。
次回、実戦に投入予定。

ルナの能力が一つだと判明してから一月と半分以上が経過した。
ルナの能力はまさに『天災』だ。
能力名を名付けた。
『奈落』
それは、生命活動はもとより、存在すらも許さない、ありとあらゆる自然(暴力)の化身。
もし、戦争が人間の擬似的地獄なら、彼女はルナは、本当の地獄を作り上げる。
地球が、この星に生命が誕生する前。
この星は溶岩、灼熱地獄。
極寒、凍結地獄。
そして、空には暴風と雷で、ありとあらゆる生命を許さなかった。
本当の地獄とは・・・・。

このおおらかな星がありとあらゆる生命を許さなかった原初の姿ッ!!

故に、カレンは『奈落』と名付けた。

カレン「いいか、ルナ。その能力は絶大だ。過去に恐らく誰一人として使うことのなかった力だ。」
ルナ「ん。」
カレン「だから、自分の命と大事なものを守る時以外は絶対に使ってはいけない、分かったな?」
ルナ「了解しました。これも【約束】なんですね?」
カレン「そう、約束だ。俺はお前には絶対に命令はしない。」
ルナ「約束の方が重いね。」
カレン「後もう一つ。代わりと言ってはおかしいが、お前は身体が弱い。ブーストで一時的に強化できるが…持って30分だろう。それ以上ブーストすると、お前の身体が先に壊れる。戦う時は容赦なく慈悲なく、短期決戦で終わらせろ。」
ルナ「了解。」
カレン「1ヶ月後、【壺】という儀式がある。ありとあらゆる生体兵器が100体が一斉に戦って、その中で生き残りを賭けたゲームだ。たぶん、エントリーさせられるだろう…。」
ルナ「壺?」
カレン「そう、壺だ。遥か昔、壺に毒虫を入れて殺し合わせたことからの名前の由来だ。今ではコロッセオというらしいが、研究者の間では壺って呼んでいる。必ず生き残れ、そして俺の元へと帰ってこい。」
ルナ「了解しました、カレン。必ず帰ってきます。」


『12月24日』

今日はクリスマスだ。
こんな日くらいはルナの帰還という奇跡を願って祝ってもいいだろう、と思い。
プライベートの別荘に泊りに来た。
ルナは大はしゃぎだ。
誘った甲斐があるというものだ。
正直山中にあるので、面白みも何もなく、自然しかないのだが、それが大層気に入ったらしい。
さすが、自然の権化を司る能力者と言ったところか。

ルナ「すごい!!すごいです!!カレン博士!!まだこんなに自然が残っている場所があるなんて!!」
カレン「いや…不便なだけだと思うんだが…。まぁ、コロッセオが終わったら一生暮らす分くらいの貯金もあるし隠居して、ここで二人で暮らすかー。」
ルナ「いいですね!!ここで二人で静かに暮らしましょう!!」
カレン「よっしゃ、それじゃあ、迷子になったら、あの別荘で待ち合わせだ!!」
ルナ「了解です、博士!約束ですよ!コロッセオが終わったら別荘で隠居暮らしですッ!!」

その日はささやかだが、パーティを開いた。
そして、俺はルナにこれを飲んでおけと渡した。発信機だ。
この子は自然が好きなのか、森の中に入っては何処か日が暮れるまで遊んできて、正直気が気じゃない。
だから、発信機と生体反応機をつけさせてもらった。
本来、生体兵器は飲み食いはしないが…無理を言って食べてもらった。
その夜のパーティは二人だけだったが、大騒ぎをした。
俺に彼女、ルナをあわせてくれてありがとう、神様なんていないだろうと思うが、初めて感謝した。


『1月1日』

元旦だ。
ルナと無事に元旦を迎えられたことを嬉しく思う。
この子は成長した。
今はヒトだと…たぶん、17歳くらいだろうか?
明後日、コロッセオで殺し合いの一日が始まる。
どうか、この子が生き残りますように…。
そう願った。

カレン「おーい、ルナ。」
ルナ「はい?」
カレン「ルナは何を願ったんだ?」
ルナ「笑いません?」
カレン「笑わない笑わない」
ルナ「私はですね、ずっとカレンと一緒に居られますようにって願いましたよ?」
カレン「…。」
ルナ「なんです。その無反応、笑いたきゃ笑えばいいじゃないですか」
カレン「いや…ありがとう…。」

そう言って、俺は泣いている顔を見せたくなくてルナに抱きつく以外成すすべがなかった。
この子はいちいち言うことが卑怯なのだ。


『1月2日』

明日が決戦の日。
ルナが生き残ることは奇跡に等しい数字だろう。
DATEBASEに接続して計算してもいいが、絶望的な数字が叩き出されるであろうことは明確なので、しない。
決戦前夜。
俺は別荘の屋根の上に登って星を眺めていた。
そうしたら、ルナも飛んで来た。
ジャンプで2階建ての屋根に来るとか反則だろう。
…。兵器だからこれくらい出来て普通なのか。
どうにも最近というものの、この子を普通のヒトの子として扱ってしまう。

ルナ「カレン。何か悩み?」
カレン「いんや、星を眺めていたのさ。」
ルナ「恒星を?」
カレン「あおげばー、とうとし~♪」
ルナ「何の歌?」
カレン「さぁなぁ…。遠い昔の歌だって言うくらいしか知らん。」
ルナ「…。カレンでも知らないことあるんだね。」
カレン「俺だって万能じゃないさー。それに、歌うことですっきりすることだってあるんだぞ。一緒に歌うか!」
ルナ「ぇー…私、歌上手くないよ…。」
カレン「その場のノリだし、俺しか聞いてないから大丈夫だ!」
カレン、ルナ「あおげばーとうとし~♪」
カレン「お前、本当に歌、駄目なんだな…」
ルナ「そう言われると思ったから歌いたくなかったの!!」

こうして決戦前夜の夜は更けていく。
明日が決戦だと思わせないそんな風景。
それはまるで本当の親子のようだった…。


『1月3日』

コロッセオ当日。
悪夢の日。
そして、俺がルナを失った日。
あの子は、最後の最後まで命のギリギリまで戦った。
でも、結局、『奈落』を使ってしまった。
その後、残ったのは俺一人。
観客を守るシールドも、観客も、残った生体兵器も一人残らず、居なくなった。
もう、日記をつける意味もなくなってしまったな…。
あの子は何処へ行ったのだろう?
生きてはいるはずだ。
俺のつけた生体反応機に反応があるからだ。
まぁ…壊れてしまったという可能性もあるんだが…。

「帰るか…施設は潰れて、一人も研究員も居なくなった…。事情聴取されるんだろうなぁ…。面倒…だな…ぁ…」

ちくしょう…。なんで…あの子まで消えなきゃなんねぇんだ…。

「るなあああああああああああああああああああ」

泣いたカレンの慟哭は澄みわたった空に消えて行った。





---view change Luna

気がついたら、私は知らない森の中。

奈落を使って…コロッセオで殺し合いをして…私はその後なにかしたかな?

ここ死後の世界?

???「おやおや、まぁまぁ、ここにちょうどいい。ヒトがいるじゃないですかぁ」

ルナ「誰?」

???「おや、申し訳ありません。私はハピネスと申します。以後、お見知り置きを。」

ルナ「ここは何処?」

変な奴「ここはアルトラントの秘境の森ですよ。それでですね、私はちょうど、良い実験…」

【化け物】

手を伸ばそうとした、ハピネスの脳裏に浮かんだ単語はそれだった。

わたくしが恐怖だと…?

ははははははははは。

面白い。面白い。本当に面白い子に出会えた。

変な奴「いや、失礼しました。ここから街に行くにはあの星と反対方向に行けばいいですよ。それと、これを渡しておきましょう。星の欠片、というものです。まだ何にも染まらずに純粋なキャンパス。貴方なら何色に染めてくださるのか、数年後、楽しみにしておきますよ。ではでは、失礼いたします。また縁があればお会いしましょう!」

ルナ「変な奴なのでお断り」

変な奴「ははは、これは手厳しい。」

そう言ってパピネスとか名乗ったヤツは空へと消えて行った。

とりあえず、星の欠片をしまって私は歩く。
目指すは街へ。

「で、街まで着いたのはいいけど、なんで私、こんなところに拘束されて幽閉されているわけ?」

しかも、壁とか床に変な魔法陣も描かれているし…。
なんか星の欠片の浸食がどうとか言っていたけど…やっぱあの変な奴にあったせいだ。そうに違いない。
知らない人にもらったものは今度から持ち歩かないようにしよう。

「んー…これってカレンのところで見た、神言魔術?かな?」

魔術の文字を読み取ろうとしたところで…。

「ッ?! これ、トラップ?! まずっ…。 記憶が…。封印…され…」

そこでルナの記憶もブラックアウトする。

そうして、ルナも短い生涯を終えるはずだった。

そして、違う記憶をなくしたことすらも忘れて何年も過ごして余命を使うはずだった。

あの日、ルナの今のマスターたちが訪れるまでは。

――三年後。

ラトキア様「そう、貴方を私たちが攫うのよ」

「ルナ…インサニティ?」

ラキトア様「そう、それが貴方の名前になるわ」

「私の…名前…。」

まっさん「ルナ=インサニティ。異界の言葉で幻月とも表します。」

こうして、今のマスターは引きとられることになって、今に至る。




今のマスターは記憶の封印のことを知って、解除を求めた。

そして、解除した。

そこまでは別に問題がない。

ただ…マスター、ルナの中でカレン博士の整理がついていない。

やっと見つけた自分のトロヴァードスでの家族。

それと、あちらの世界に置いて来た。カレン博士という家族。

それに、自分の能力と、自分が生体兵器だったということ。

自分には両親さえ居ないということ。

しかし、あの日々は確かに存在して、暖かったということが余計に彼女を混乱させた。

これにて、メビウスワンこと、私のマスターに対する語りは終わりで御座います。

長い長いお話で御座いました。

これから彼女がどう選択するのかは、彼女次第。

しかし、どうか、彼女に手を差し伸べれる方が居たら、是非差し伸べてあげてください。

あの子は迷子なのです。

帰るべき場所が二つあり、自分の出生に悩み、どちらに帰るべきか迷っている。

どうか、どなたでもいいので、彼女に手を差し伸べてあげてください。

以上、メビウスワンでした。 ご静聴ありがとうございました。



=====================================================

ちょとだけ後書き。

今回、本当はもっと凄惨な異界(pixivファンタジア)への飛ばされ方を予定していましたが…。
あまりにも凄惨すぎるのでやめました。
かなーりオブラートに包んであります。
おかげで、カレン博士とルナの親子の掛け合いの暖かさが当社日100%増しで御座います。
長い文章呼んでくれて本当にありがとうございます。
たぶん、Pixivから外部LINKを張るのはこれが最後かな?
こっちからpixivにはることはあっても、pixivからこっちに張ることは無いと思いたいです。
改めて、本当に読んでくださってありがとうございました。
また、コメントに関しては、最初の記述を守られるようにお願いします。
ここリアルの友人もかなり見るんでw 恥ずかしいんですw
 









        
 
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