はろー☆わーくすバナーキャンペーン応援中! ゆずソフト最新作『のーぶる☆わーくす』今冬発売予定 ふらんぼわーじゅ
categoryスポンサー広告

スポンサーサイト

trackback--  comment--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
categoryNobel

レキソ戦争BookNo4-b

trackback0  comment0
はじめに。

この作品はフィクションであり実在の人物、団体名などとは一切の関係はありません。

また、本編での行為、過激な描写は犯罪行為を助長するものではありません。

良識ある年齢になって分別が付いた方のみご覧ください。

また、初めから読んでない方は、最初から読むことをお勧めします。

カテゴリのNobelから飛んで、順次読んでください。


以降のことが守れる方のみ、続きへ進んで読んでください。

年齢制限はありませんが、ちゃんと良識だけは身につけてね?

toudouとの約束です。

では、toudouの作品をお楽しみください



【1DAY:AM10:00】

私がサッポロに入って、既に二週間が経過しようとしていた。

その間に、手に入れた情報を、この端末に記したいと思う。

先輩が言っていた異常な街。

その片鱗を見て感じたというのが、まずはこの二週間の感想だ。

街の郊外の外れにはすぐそこまで軍隊が着ていた形跡が残っていた。

にも関わらず、たった10年しかたっていないと言うのに、もうはるか昔のことのようにサッポロに住んでいる者たちはみなこういう。

『もう終わったことだよ』

そこに、戦争被害者という意識はまるでない。

むしろ…これは邪推かもしれないが、まるで加害者であるような…。

そして、情報を集める中でもう一つ気がついた点がある。

これは、まだ推測の域を出ないのだが…。

軍部、政府関係者に「緘口令」が敷かれている。

しかも、一般市民には分からないように。

図書室へ行き、政府の窓口へ行き。

関係資料を閲覧させてくれ、と駄目元で頼んだ。

もとより私はホッカイからすれば、外来人で、10年前の戦争の資料など秘密にしなければならない資料であろう。

しかし、予想とは裏腹に、「どうぞご自由にご覧ください」と通された。

そこで、私が見たものは、ただ唖然とするしかなかった。

どの本も、どの資料も、カントーにある内容と全く同じ。

自国からの視点が一切書かれていない、そんな資料群だった。



何もないかのように見えて、巧妙に何かが隠されている。

それも内部の人が知らないような。

サッポロの人でもごく一部の人でしか知らないような。

そして、私は、これからその人に会うアポイントをとりつけた。

我ながらこれは大したものだと思う。

新人が大物政治家を釣り上げたようなものだ。

アポイントを取り付けた方の名前は、「時雨沙希(しぐれ さき)」

科学研究班の上層部の所員である。

当時の戦争状況でのサッポロの戦力状況がこれで分かる。

そう期待に胸を弾ませながら私は待ち合わせ場所に指定された中央大図書室に足を向けることにした。

「さて…今、端末にメモすることはこの程度かな。」

そう言って端末を閉じて、胸ポケットにしまう。

改めて自問する。

この二週間。

収穫はあったのか?

なかった…。とは言えない。

「何かが隠されている」ということだけが分かった。

しかも、かなりの高レベルの階層で。

しかし、これも私の憶測、推測にしか過ぎない。

手元にこれから待ち受ける時雨さんとのインタビューと言う名の交渉の手札にしては心もとない。

こんな手札では、しらばっくられて終わりの可能性も十分ありうる。

それでも、やらねばならない。

これ以上情報を市井(しせい)で集めても無理なのが分かったのだ。

ならば、上層部とかけあって、答えを導きださせる得ない。

スーツを着込み、私は滞在しているホテルを出た。

約束の時間は、11時だ。今から行ってギリギリか丁度いいくらいだろう。

そうして…。

『ドンッ』

と軽い衝撃を受けて、立ち止まらざるを得なかった。

入口を出た処で誰かとぶつかったらしい。

「すみません、少し考え事をしていたもので…」

そう言って少年?いや…青年と言っていいだろう。

やけに身体の線が細い青年に手を指しのばした。

「いたた…、いやー、こっちこそすみませーん。ちょっと約束があって急いでいたんですよ~。」

青年が苦笑いをして「あ、大丈夫です。ちゃんと自分で起きれますから」と笑って起き上がる。

青年という見た目の割には性格は幼い。

というのが第一印象。

そして、次に感じたのは違和感。

まるで、死んでいるかのような目。

しかし、確かに目の前の青年は生きている。

私の様子がおかしかったのか?青年が「大丈夫ですか?」と「打ちどころ悪かったです?」と聞いてくる。

「あぁ…いや、別にそうじゃない。ただ、ちょっとまた考え事をね。」

「ふーん…。おじさん、名前は?」

「は?」

その時の私の顔を見たものが居たら笑っていただろう。それくらい突飛な話題転換だったのだ。

「私の名前?」

「そそ」

「羽山…修造…だが…。」

「もっと熱くなれよおおおおおおおおおおおおおお、の人?」

と何故か力んでガッツポーズを取る青年。

「いや、その人とは全くの別人だ。まるで関係がない。言っておくが血縁関係でもない。」

私の戸惑いもおかまいなしに、青年は言葉を続ける。

「じゃ、羽山さん」

「ん?」

「お菓子は…好きですか?」

「・・・・・・・・・・・・・は?」

今度こそ、またも私は呆気にとられた。

この子は初対面の私にいきなり何を言っているんだ?

「いや…まぁ…嫌いではないが…。」

そう返事をすると。

「良かったぁ!!じゃあ、はい、これあげます!!」

青年が大きな鞄をゴソゴソを漁ると大量のお菓子が…。

そして、それが私の目の前に突き出される。

「へ?」

「いや、だからあげますって」

あくまで青年はにこやかだ。

私はこの時、やはり思った。

『この子はどこかズレテいる…orz』

「あ、ありがとう…。」

そう言って、上手く笑えたか分からないが、私が鞄の中に大量のお菓子を詰め込まれる羽目になったのだった…。





【1DAY AM10:30】

「あの…すまないが、私が約束事があってね。もう行かねば遅刻なんだが…」

「ああああああああ!!ごめんなさい!引きとめちゃって!!どうぞ!どうぞ!気にしないで言ってください!」

無茶苦茶テンぱる青年。

これはこれで先ほどから見ていたが面白いのかもしれない。

「そういえば君の名前は?」

「ん?僕ですか?僕は、藤堂 浅葉(とうどう あさば)って言います。ほら、えーと…、藤堂は花の藤に、お堂の~」

そう懇切丁寧に説明してくれる藤堂君。

正直、早く…図書館へ行きたい気分だ…。

「って、あああああああああああああああああああああああ!!!」

「今度はなんだ?!」

突然の大声を出して叫ぶ藤堂君。

「僕も待ち合わせしてたんでした!どうしよ…ヤバイあの人怒らせたらマジ怖いんだけど…間に合うかな…。羽山さん、ごめんなさい! 僕はこれで失礼します!! お菓子食べてくださいね~~~~~…。」

そう言って疾風の如く走り去ってしまった。

まるで子供だな…。

ん?

学生手帳?

あの藤堂という青年が落としたのか?

悪いと思ったが中身を開いてみると、顔写真と第三北学園の文字。が表記された学生証。

そして、もう一枚入っていた。

カードキー?

特に装飾もなく、ただの黒いカードキー。

クレジットカードにはどう考えても見えない。

「まぁ、後で、時間に余裕を見つけて学校に届けてあげればいいとしよう…」

さて…。

このままだと、私も遅刻してしまう…。

無用な出費は避けたいのだが…ここはタクシーを使うとしよう…。

そう思い私は路上のタクシーに声をかけて、中央図書館へと向かった。


【1DAY:AM10:58】

「なんとか…間に合ったのか…」

ギリギリセーフというところだろう。

あとは個室に行けば良いだけの話。

201と書かれた札の個室をノックする。

「どうぞ」

と若い女性の声。

「失礼します」

一応、頭は下げておく。

「本日は、ご多忙の中、お時間をとっていただ…」

「あー、いいよいいよ。私たちも暇してることが多いからさ」

頭をあげてみると、見た目は20歳中頃だろうか?

白衣を着た女性、時雨沙希さんがいた。

「どうした?そんなとこで突っ立ってないで、ソファーにでもかけなよ」

そう促されて、私はソファーに座る。

部屋の広さは6畳ほどだろうか。

アンティーク調に綺麗にされている応接間だ。

「で、私の顔に何かついていたかい?」

時雨さんが私に尋ねる。

「あ…いえ、想像以上にお若い方だったので驚きまして…」

「これでも、30過ぎなんだけどねぇ…。」

「それでも、科学研究班の副主任をその年で着任されていることは、素晴らしいことじゃないですか」

『んー…』とひとしきり唸った後、彼女は。

「戦争終わったってのに、まだこんな組織があるんだからねぇ…。もっと他のことに税金使いなよ。全く。」

渋い顔をしていた。

それはもう、大変渋い顔。

「でも、能力開発、においては、多大の成果をあげていると聞いてますが…」

「能力ねぇ…」

「確かに、私たちの研究班では能力開発の研究をしているわ・け・だ・が・」

そこで一度区切って、時雨氏は私を嫌そうな顔をして見る。

「別に誉められたことも、面白いことも、なーんにもしてないんだよねぇ…。ジャーナリストさんが好みそうなゴシップ記事にもなりゃしない。」

「しかし…」

そう私が言葉を紡ごうとした時に彼女の方が遮ってくる。

「そういう話をしにきたんじゃないだろう?お互いに単調直入に行こうじゃないか。君はこの街の戦争観を知りたい。
そして、その戦争の裏にあった、能力開発の裏舞台を知りたい、そうだろう?」

『わああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!』

「「…」」

廊下からの叫び声でお互いに黙る。

時雨氏は呆れて、溜息をついている。

なにやら小言で「なにをやっているんだあいつは…」と言っているが…。

『ちこくううううううううううううううううううううううう』

そして、『バーン!!』と勢いよく放たれるドア。

「藤堂 浅葉 ただいま、到着しました!!」


コントのように。

「遅いんだよ、クソガキがぁ!」

投げられる灰皿。

『スコーン』と見事に青年。

いや、先ほど一時間ほど前にぶつかって来た藤堂君の額に当たる。

時刻は【1DAY:12:30】


まだまだ物語は始まったばかりだ。




後で後書き書くよ!
 









        
 
http://peridot02.blog107.fc2.com/tb.php/141-265a994b
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。